皆さんは１日どれくらい笑っていますか？笑いが健康にいいことは紹介していますが、人間関係や、仕事や家事で忙しい毎日の中で、笑うことを忘れてしまっている人が多いのではないでしょうか。小さな子供は一日300回以上笑っているといわれます。若い女性だと箸が転んでも笑うともいいますね。諸説ありますが、大人になる過程で笑う回数は、20分の1以下になり、1日平均して15回だそうです。子供の頃は今より20倍も笑っていたということですね。ちなみに女性の方が男性より笑う回数が多いといわれるのは、おしゃべりをする機会に恵まれているからでしょうか。中高年男性になると数週間、数か月笑ったことがないという強者も世間には多いと聞きます。そして、年齢が上がるにつれ、笑う回数が減っています。
　高齢者の場合、退職、家族や友人の死、身体的疲労、病気といった喪失体験や身体のトラブルを多く経験する年代であり、そのことにより抑うつ状態となる人も少なくなく、笑う機会を失ってしまう方も多いようです。笑うことですっきりし、気分や感情を良い方向に転換できるなら、身体的にも心理的にも、健康に対してよい影響があると言えます。
ではどのように笑う回数を増やせばいいでしょうか。
　やはり身近な人間関係が重要になってきます。これにより笑う回数が変わってきます。ただ自分の周りが、一緒にいて楽しい人、一緒に笑える人ばかりとは限りません。また、そもそも一人暮らしで笑う“きっかけ”がない方等、、そんな方にお試しいただきたいのが、「ははははは」と連続して声を出して笑いの動作を行うことです。笑う動作と同じく、腹式呼吸となり、免疫力が高まり、高血圧や動脈硬化が抑制されると言います。まずは10秒、できれば30秒くらい。笑った時と同じ効果が期待できるそうです。試してみる価値はありそうですよ。
by　みさぽん

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