忙しくてなかなか時間がとれず、仕事をしながら、本や新聞を読みながら食事をしている方も多いと思います。しかし、“ながら食べ”は太るという結果を記した論文が科学誌に掲載されました。
その内容は、「ダイエットをしている女性に歩きながらシリアルバーを食べてもらい、その後にスナックを食べてもらった場合、歩かずにシリアルバーを食べた他の被験者よりも、スナックを食べる量が多かった」というものです。論文の中では「歩いているから大丈夫」という安心感から、スナックを食べる量が増えたのではないかとあり、また、歩きながら食べると「食べた」という意識が低くなってしまうことが考えられるようです。「食べた意識が低くなる」と食べたという事実はなかったこととして処理されてしまい、「運動したから食べてもいい」という意識が強く働いてしまいます。
このことは「歩きながら」以外の様々な“ながら食べ”にも当てはまる内容です。デスクで書類を見ながらのランチも、テレビを見ながらのおやつも「○○しながら」の行為と食べる行為を同時に行っているため、意識が分割されてしまいます。そうした結果、噛む回数が減ったり、だらだらと食べ続けてしまったり、食べた量を忘れてしまったりという負のスパイラルに陥ります。
気を付けたい“ながら食べ”ですが、ひとつだけ例外があります。それは、家族や友達、仲間との会話をしながらの食事です。ただし、激論を交わすとか、難しい勉強の話というのは、あまりオススメしません。楽しいおしゃべりをしながらの食事は「同じ釜の飯を食う」という言葉があるように、一体感を生み出し、心理面でよい影響を与えます。
いずれにしても食事の際は、味、香り、見た目、舌触り、噛んだときの音など、食べ物に対して五感をフル稼働させて、仲間たちと分かち合いながら楽しむのが、一番ではないでしょうか。
by chirune
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