ストレスは、体重減少の邪魔をすることが確認されています。その理由の一つにストレスホルモンと言われるコルチゾールがあります。コルチゾールは、副腎皮質から分泌されるホルモンで、ストレス反応や体内のエネルギーバランスの調整に重要な役割を果たします。ストレスを感じると、交感神経が優位になり、副腎からコルチゾールを分泌されます。
一般的なコルチゾールの働き
1. ストレスへの対処
ストレスに対して一時的に体の反応をサポートします。ストレス時にエネルギーを迅速に供給する為に血糖値を上昇させるなどのエネルギー効率を上げます。
2. 抗炎症作用
炎症やアレルギー反応を抑制します。
3. 代謝の促進
タンパク質、脂肪、炭水化物の代謝を促進し、エネルギーの供給源として利用します。特に、血糖値を上げることでエネルギー不足を補います。
コルチゾールは身体にとって必要不可欠なホルモンですが、高レベルで長期間分泌されると身体に様々な影響が出ます。数日~数週間の短期的なストレスや一時的なコルチゾールの増加は、通常体が対応できる範囲内で、大きな問題を引き起こすことは少ないです。しかし、不眠や不安感、血圧の上昇等の一時的な症状が現れることがあります。数週間~数か月コルチゾールレベルが高い状態が続くと、体脂肪の増加(特に腹部脂肪の蓄積)免疫力の低下、筋肉の分解、血糖値の異常(インスリン抵抗性の増加)等が現れる可能性があります。数か月~数年にわたると、慢性疲労、骨密度の低下、心血管疾患のリスク増加、認知機能の低下、不安障害やうつ病の発症リスクの増加、慢性の炎症や免疫機能の著しい低下が見られることが確認されています。
解消するためには、発芽玄米、漬物や味噌、醤油といった発酵食品など、とくに和食に多く含まれているアミノ酸の一種GABAを摂ること、適度な運動、質の良い睡眠が有効です。ストレスと上手に付き合っていくことが大切です。
by 桃
クリックしていただくと順位が確認できます。
コラム
COLUMN
人気の投稿
最近の投稿
アーカイブ
CONTACT
お問い合わせ・ご予約はお気軽にどうぞ
お問い合わせフォーム
06-6645-5885