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ストレス社会とヨガ

 ヨガはストレスに効くという話は良く耳にします。実際ヨガを行うと心が落ち着きリラックスする。イライラや不安などネガティブな感情を持つことが減った等の効果をヨガを実践している人の多くが体験しています。
では、何故ストレスにヨガがよいのでしょう。
 ストレスとは「外部刺激を受けた時に生じる緊張反応」の事です。つまり日常生活の変化や刺激の殆どがストレスの原因になるとも考えられます。適度なレベルのポジティブなストレス「ユーストレス」は私たちの能力を引き出す効果があります。一方ネガティブなストレス「ディストレス」、特に心理的社会的ストレスは、記憶と嫌な感情との融合により何度も再現され、私たちの心を乱し、様々な不調の原因となります。心臓病や脳卒中、がんなど現代人の死因となる病気とも関連しています。ただし、ストレスが必ずしもこうした不調や病気を引き起こすというわけではありません。ストレスの量そのものよりも、ストレスとの付き合い方やとらえ方が重要です。
 ヨガは呼吸法、ポーズ、瞑想、といった方法で心と体の両面からアプローチするので、トップダウン(心から体へ)とボトムアップ(体から心へ)の両方向で神経系の調節が促されます。自分の思考や感情を観察できるようになり、心と体のつながりが強化され、自己調整能力とレジリエンス(体に本来備わっているホメオタシスの働きによりストレスから立ち直る能力)が高まります。ヨガでGABA(精神を安定させる抑制性の神経伝達物質)の脳内レベルやストレスの軽減に効果のある血中オキシトシン濃度が上昇し、反対にコルチゾール(ストレスホルモンの一種)の分泌を抑えてくれるというストレスに対して拮抗的な変化が生じる科学的研究結果も出ています。
 ストレス社会ともいわれる現代。加えてコロナ禍により大きく変わった日常に心理的な負担を抱える人が増えています。自分自身で心身の健康を維持することを意識し、全般的な生活の質(睡眠、身体的、精神的健康度)を向上させるツールとして、ヨガを生活の中に取り入れてみませんか。
by ヨガインストラクターChieko
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