ジャニーズの人気グループのメンバーの一人が、“パニック障害”での療養のため一時休業に入ったというニュースをご存知の方も多いと思います。しかし、パニック障害は、珍しい病気ではありません。芸能人だけでなく、一般人として生活している人にも発症例が多いようです。ネットで検索すれば、過去にパニック障害を経験した芸能人の名がズラリとその多さに驚かされます。突然、激しい動悸や呼吸困難、吐き気、めまい、発汗などが起こり、死んでしまうのではないかという恐怖に襲われるようで、全体的に増加傾向にあるようです。
そもそも人間には、予想外のとんでもないことが起きたとき、命の危機から身を守ろうとする反応が備わっています。心拍数を高め、全身に血液を送り出し、その場で闘うか、逃げるかして生き延びようとします。このとき、脳のなかでは、危険を感じると、神経伝達物質のノルアドレナリンを出して、心拍数や血圧を高めます。その刺激が感情を司る大脳辺縁系に伝わり、不安や恐怖となって、“警報”を出しますが、この“警報”が、危険がないのに作動してしまうことがあります。これがパニック発作の仕組みではないか、と考えられています。パニック発作そのものは激しく強烈なようですが、たいてい30分以内に治まるようです。
パニック障害の治療は、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)などを中心とした薬物療法や、認知行動療法などが行なわれます。特に、体を動かすと、楽になっていることが多く、ラジオ体操をしたり、筋トレやウォーキング等をすることで改善効果期待できるようです。不安やストレスというと、心ばかりに注目しがちですが、体に良い刺激を与えることで、心も立ち直ってきます。心と体はつながっているのですから、積極的に身体を動かしていくようにしたいですね。人間は、基本的に弱い生き物です。身体を弱くしないようにすることで、心も付いてくるように思います。
by ボヤッキー
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