「子どもたちに歯肉炎、虫歯が明らかに増えてきた」と、歯科医の方たちからマスクの着用による弊害を伺います。これが長期にわたると歯並びの悪化を引き起こし、鼻疾患や近視の増加につながる恐れがあります。また、マスク装着時は、気道の抵抗を高めてしまい、息苦しく感じるので、楽な口呼吸になってしまい、それにより起こる副作用にも注意を払う必要があります。
突然の呼吸困難に驚き、息が吸えなくなり、「このまま息ができずに死ぬかもしれない」という恐怖が襲ってきて、しまいに気が遠くなる感じがして、救急外来に駆け込んだり、救急車を要請したりという状態が過換気症候群です。これが慢性的に経過すると、パニック障害と診断されることがあります。ストレスが原因とも言われますが、それだけではありません。
マスクで息苦しくなり、ボーッとするという症状を経験したことがある人は半数以上に上っていると報告されています。これは脳温の上昇も原因になりますが、息苦しさから過呼吸気味になってしまうことも要因の一つです。スマホを常にいじっていると巻き肩になり、背中を丸めがちです。これでは浅い呼吸を繰り返しは、血中の二酸化炭素が減って、正常な弱アルカリ性(約pH7.3)に保てなくなります。地球温暖化では厄介者の二酸化炭素も、人体にとっては減るといろいろな機能がうまく働かなくなってしまうのです。過換気症候群でも血中の二酸化炭素が減ってしまうことにより、血液はよりアルカリ性に傾き、筋肉の動きをコントロールできなくなってしまいます。
マスクにより息苦しさを感じて、浅く速い呼吸を繰り返した結果、脳への血流が減り、ボーッとするという症状が出ることもあると思います。人の呼吸は、成人だと1分間に10~13回程度、これが15回を超えるようだと多いと思ってください。多かったとしても、呼吸回数を減らすように訓練することで、呼吸機能は改善され呼吸回数は正常になりますので心配いりません。
by ベクトル
クリックお願いします。
コラム
COLUMN
人気の投稿
最近の投稿
アーカイブ
CONTACT
お問い合わせ・ご予約はお気軽にどうぞ
お問い合わせフォーム
06-6645-5885