医療保険のリハビリには、日数制限があるのをご存知のない方は、多いと思います。例えば、脳梗塞の場合、発症から180日間に限られます(期間は、疾患や障害により異なります。期限後も医師の指示があれば制限を設けて継続できる場合もあります。詳細は、担当医師に確認していただくことをお勧めいたします。)が、この期限を過ぎても、多くの方が、継続してリハビリを受けたいと願っています。現時点での保険制度では、180日を超えて、リハビリを受けたい場合は、自費での取り組みになります。
「自費リハビリ」を選択された方の例を見てみると、東京で会社役員をしている60歳の男性は、一年前に脳梗塞で倒れ、リハビリを受けていましたが、左半身に麻痺(マヒ)が残っていたので、リハビリの延長を希望されましたが、その病院では受け付けてもらえませんでした。しかし、一日も早い職場復帰を願うこの男性は、週に2回、自費でリハビリを受けることを選択しました。保険医療機関ではないため、1ヵ月間約150,000円の費用は、全額自己負担になります。決して手軽な金額ではありませんが、早期回復のために自費リハビルを現在も続けていて、半年経過した現在、麻痺は、軽減し、来年の復帰を目指して取組んでいます。
医学の進歩によって亡くなる患者数は減少傾向にありますが、その一方でリハビリが必要となる人の数は増えています。自費リハビリを求める理由のひとつが、医療保険リハビリの日数制限です。医療保険の対象となるリハビリには、それぞれの病気ごとに期限があり、期限を過ぎたあとも納得できるまでリハビリを受けたい場合には、自費で受けるしかありません。厚生労働省は、こうした現状を認識し、保険適用の範囲を拡げるか、自費リハビリ等の補助等の取り扱いを検討して欲しいと思います。しかし、自費リハビリの普及については、適切な品質評価が必要となってくるので、たいへん課題が多く、難しい問題となってきます。 クリックお願いします。
by ボヤッキー
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