明けましておめでとうございます。旧年中は、ありがとうございました。本年も本当に身体に良いことを追求し、良い情報提供、提案に努めてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。
　アレルギーを持つ人は、国民の2人に1人で、アレルギーの多様化が急速に進んでいます。
　アレルギーは、ギョウ虫やダニなどの寄生虫を排除するために発達したといわれている「IgE抗体」という物質が関わっています。この免疫システムが、これらの害虫がいなくなったことで、不必要に働いてしまうことで引き起こされているようです。
　また、新たなアレルギー反応として増えているのが、遅延型フードアレルギー『IgG』という抗体が反応し起こっています。即時型のアレルギーとはまったく仕組みが違って、アトピー性皮膚炎、肌荒れ、下痢、頭痛、むくみ、不眠などさまざまな不調を起こしますが、食べてから数時間～1日以上経たなければ反応が出ないため自覚しづらく、慢性化しやすいという問題があるようです。
そして、この　「遅延型フードアレルギー」の引き金となっているのが「健康志向」で、体に良いと思って積極的に食べていたものが関わっていることが多いようです。遅延型アレルギーの原因は、1つは食べすぎ、もう1つは、食あたりや薬剤など、何らかの原因で腸のバリア機能に障害が発生したことで起こります。いずれの理由でも、腸のバリアを通過しない食物たんぱく質が、免疫を担当する細胞に発見され、IgG抗体が作られてしまい反応してしまうようです。
　身体に良いからと特定の食べ物（ナッツ等）をたくさん食べたり、また、筋肉増強やダイエットのために飲むプロテインに含まれる“ホエイ”という乳たんぱく質に反応する人も増えていると報告されています。
　栄養面から考えても、食事は「バランスよく」が鉄則ですね。
by　ドクトル・ノブ

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