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加湿器で、肺炎?

 流行していると言われるインフルエンザで、予防対策として「加湿器」を活用している人も多いと思います。しかし、加湿器は使い方を間違えると「新たな病」を引き起こしてしまうかもしれません。その病というのが、アレルギー性肺炎の1つと言われる「過敏性肺炎」いわゆる「加湿器肺炎」です。加湿器のタンク内の水に繁殖したカビや細菌などの微生物が、蒸気とともに室内の空気中に広がり、その空気を吸い込むことによって引き起こされます。症状は咳や発熱などですが、悪化して重症になると、呼吸困難となり入院するケースもあります。加湿器肺炎は一般的な風邪の症状と似ているので、下記の項目に該当するなら、可能性は高いです。
・薬を飲んでも治らない
・家に帰ると症状がでる
・加湿器を使わないと症状が改善する
 加湿器肺炎にならないために、まずは加湿器を正しく使うことが重要で、掃除の頻度は一番優先されることです。水を入れるタンクは毎日、中のフィルターやトレイは2週間に1回は掃除をする必要があると言われています。タンクは水を入れ替える際に振り洗いをして、フィルターに関してはクエン酸や重曹で漬けおき洗いをすると雑菌を除去できるようです。さらにタンクに入れる水も気をつける必要があります。1度沸騰をさせた水かミネラルウォーターより水道水の方が適しています。理由は水道水に含まれている微量の塩素に殺菌効果があり、雑菌の繁殖を抑えてくれるということです。そして、水切れが心配でついつい水を継ぎ足しながら使ってしまう“タンクへの水の継ぎ足し”はNGです。水道水には塩素がありますが、タンクに入れた水道水の塩素は、半日ほどで抜けてしまい、雑菌が繁殖しやすくなるといいます。面倒かもしれませんが、その都度水を入れ替える方が良いようです。この時期は乾燥しているので、インフルエンザや風邪の予防として加湿器を活用することは大切ですが、正しく加湿器を活用しないと効果が無いどころか、害になるので注意が必要です。
by 頃僕来
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