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動かす力と支える力

皆さんは「体を動かす」と聞くと、どんなことを想像しますか?「しんどい」、「楽しい」、「汗をかく」、「元気が出る」、「疲れる…」などなど、良いイメージから悪いイメージまで、人それぞれだと思いますが、今回ここでは、ごく単純に考えてみたいと思います。
支える力と動かす力
 体を動かそうとしたとき、動く側と反対の「支える力」というものが必ず必要となってきます。
例えば、想像してみましょう。スケートリンクでごく一般的な運動靴を履いた状態で、野球のバットかゴルフクラブを持って、思い切り素振りをするとします。するとどうなるでしょうか?結果は、容易に想像できますね。氷の上のようなツルツルとした不安定な場所では、足場が固定できず、思うようには振れません。下手をすると振った勢いで転倒しかねません。すなわち体を動かす時は、動かす力以上に、支える力の方が大事で、体を安定して支えられて初めて、強い力を発揮することができるようになります。
このことは素振りに限らず、跳んだり走ったり、マシンを使った動作でも同じです。当館で運動療法に励んでおられる方の中でも、「頑張って動かさないと」と力が入り過ぎている方に限って動作優先になって、支える方が疎かになっていることがあり、「お腹に力をいれて」とか「しっかり足を踏ん張って」など、一見、動きに全く関係のないようなところに意識を導くと「楽に動いた」とか「軽く感じた」というような声が返ってきます。
体を動かすこと全てに関わることなので、日常生活でも例外ではありません。動かす力より支える力、体を安定させることを意識してみてください。日常生活の動作が少しでも楽になるかも知れませんよ。
by chirune  
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