夏場でも冷えに悩まされる人は少なくないようです。夏は「過剰な冷房」に加え、「冷たい飲食物を摂りすぎたり」、「入浴をシャワーで済ませる」など体を冷やしてしまう要因が沢山あります。温度変化の大きい屋内外での生活で、体温調節を行う自律神経のバランスも乱れがちになります。
　冷えは万病のもとと言われるように、頭痛、肩こり、腰痛、不眠、など不調の原因となるほか、内臓の働きが悪くなり、免疫力が低下し細菌やウイルスに感染しやすくなるなど、身体に様々な悪影響を及ぼしかねません。たかが冷えと甘くみないで、放っておかないようにしましょう。
今回はすぐに始められて、冷えの改善が期待できるヨガポーズをご紹介します。
● 足首回しでウオームアップ
　床または椅子に座り、右の足首を左足の太ももの上に乗せます。右足の指の間に左手の指を入れて絡ませ、右足首を２０回回します。同様に左足も行います。
足先だけではなく脛まで意識して大きくゆっくり回すと効果的です。足の血行が良くなるので、冬にしもやけになりやすい方にもおすすめです。
● キャット＆カウ（マルジャラーサナ）
１．床やマットの上に四つ這いになります。肩の真下に手のひら、股関節の真下に膝がくるようにし、足は腰幅、手は肩幅に開きます。
２．ゆっくりと鼻から息を吸いながら斜め前方を見上げるように背中を反らせます。次にゆっくりと息を吐きながらおへそを見るように背中を丸めます。
首や腰だけを反らせないようにして背骨を意識しながら大きく動かしましょう
息を吐ききったら四つ這いに戻り、これを数回繰り返します。深い呼吸を繰り返し背骨にアプローチする動きで乱れがちな自律神経を整える他、血行促進、内臓の働きの活性化も期待できるポーズです。
余裕があれば、このポーズの後に、以前お伝えした太陽礼拝（2020.04.14掲載）を続けて行うのもおすすめです。
適度な運動は冷えの改善だけではなく、健康維持にはかかせないものです。まずはできる事から積極的に行っていきましょう。
by　ヨガインストラクターChieko

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