夏の暑い時期に身体の調子が悪くなったり、疲れが抜けない状態を総称して「夏バテ」と呼んでいますが、その症状は多岐にわたります。
日本の夏の特徴は高温多湿です。カラダには、“最適な温度”と“最適な湿度”がありますが、“過剰な熱さ”や“過剰な湿気”は、身体にかなり負担となります。夏は、この過剰な二つの影響が、カラダに襲い掛かるため、体調が崩れ、さまざまな症状を引き起こしやすくなります。
暑い夏を元気に乗り切るためには、食事、睡眠、運動の3つのことを意識してみましょう。
・食事
暑いからといって冷たいものばかりを食べたり飲んだりしていると、胃腸に負担をかけてしまい、不良の原因となります。また、自律神経の乱れも、胃や腸などの消化器機能の不調を招きます。これにより消化、吸収などが悪くなり、必要なエネルギーやビタミンなどが不足してしまいます。バランスの良い食事を意識し、適度な栄養を摂ることで疲労回復を図りましょう。
・睡眠
睡眠には、心身の疲労を回復させる働きがあります。適度な睡眠時間と質の良い睡眠を確保することで、快適な状態にできます。夜間に睡眠時間が、確保できない場合は、15分程度の昼寝で補うことも有効なようです。
・運動
夏に限らず、普段から「自分は体力がない」と感じている人こそ、夏バテ予防として軽い運動を生活の中に取り入れることをオススメします。軽い運動を習慣にすることで、夏バテ知らずの体力をつけておくことができます。 また、毎日の運動習慣は、過剰な温度や湿度に対する抵抗力を養ってくれます。また、代謝の下がる夏には、エネルギー消費も少なくなり、食欲も落ちますが、それを補ってくれます。更に、運動することで、熱産生が促され、体温のコントロールができるようになることで、良い睡眠が取れるようになります。
食事、睡眠、運動など、自分ができることから実践して、夏バテ対策にしてみてはいかがでしょうか。
by みちる
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