米国の社会心理学者が、自信のない時でも、自信溢れるポーズをとることで自分自身を変えられると言っています。彼女は「ボディランゲージが人を作る」という論説で、姿勢や身振り手振りによってホルモン分泌が変化し、ストレス耐性が違ってくると説明しています。
例えば、同一人物が同じような環境に置かれていても、「伸筋を使って背筋を伸ばし、胸を張っている状態でいると、積極性を引き出す」テストステロンというホルモンが分泌されることが確認され、ストレスによって分泌される「コルチゾール」というホルモンが減少して人生に積極的になり、社会性が高まりやすくなると言っています。逆に、屈筋を使えば体が縮こまって猫背となり、憂鬱な感情を引き起こすホルモンが分泌されることも付け加えています。
憂鬱な時にあえて伸筋を働かせ胸を開くことによって積極的になり、逆にバンザイをした状態ではなかなか落ち込めないということも、なんとなくイメージできると思います。また、具体的に嫌なことがなくても前かがみの状態で一日いれば憂鬱な気持ちになってくるものです。このようなことから分かるようにその身体にあった感情を自分で勝手につくってしまっているようです。
人は、心や考え方を変えるより、作り笑いで気持ちが楽になるように身体や行動を変える方が取り組みやすく、即時的な効果を得やすいようです。誰でも憂鬱な気持ちになる時はあると思いますが、そのような時こそ背筋を伸ばして胸を張ると、明るい気持ちになるかもしれません。コロナ禍において気持ちも憂鬱になりがちなので、背筋を伸ばして胸をはることで気持ちが楽になると思います。また、これから暑くなり、薄着になっていくので、身体のシェイプアップも兼ねて運動に取り組んでいただくと気持ちだけでなく、身体も元気になっていきますよ。
by ボヤッキー
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