多くの学校で、学童にも鼻や口を覆うようにマスク装着を指導しています。しかし、鼻や口を覆うことで、吸い込んだ空気中の二酸化炭素が増えるので、身体には非常に重要な問題であることをご存知の方は少ないようです。ドイツで行われた大規模調査では、25,930人の子供のデータを用いて、悪影響について調査しましたが、参加した子供のほとんどが、鼻口を覆うものを着用したときに問題がありました。
開放された(マスク無し)状態での二酸化炭素の通常の含有量は、体積比で約0.04%(400ppm)ですが、ドイツ連邦環境局によると、容積比0.2%または2000ppmが密閉された部屋の限界であり、このレベルを超えるものはすべて受け入れられないとしています。
健康な子どもたちを対象に、サージカルマスクとFFP2(ヨーロッパ規格EN149)の2種類の鼻と口を覆うものを装着した場合としない場合の吸入空気中の二酸化炭素量を測定しました。マスクを装着していない状態で、基準値の二酸化炭素濃度を3分間連続で測定しました。マスクの種類ごとに(吸気と呼気が混合された状態での二酸化炭素含有量の測定に3分、吸気時の二酸化炭素含有量の測定に3分、呼気時の二酸化炭素含有量の測定に3分)の9分間の測定が行われました。周囲の空気の二酸化炭素含有量は、複数回の換気によって常に0.1体積%以下に保たれた条件下でした。(2021年4月調査)
2種類のマスクの間の差異はほとんどなく、マスクを装着した場合の吸入空気中の二酸化炭素の平均値は13,120~13,910ppmで、これはドイツ連邦環境局がすでに許容できないと判断している値よりも6倍以上も高い値であり、これは測定開始から3分後に到達した値です。二酸化炭素濃度が最も低かった子供の値でも、制限値である0.2体積%の3倍に達していました。年齢が低い子供の値が最も高く、ある7歳の子供の二酸化炭素濃度は25,000 ppmと測定されていました。
今回の研究では低年齢の子供ほど、マスク装着時の二酸化炭素濃度が上昇する傾向が顕著であったことです。マスクの装着による悪影響を示す十分な証拠があると結論づけられているので、指導者がこれらの実験的測定によって得られた確固たる証拠を適宜考慮することを提案し、子どもたちにマスクの着用を強制すべきではないことをお願いしたいと思います。㊟右の掲示は、栃木県の中学校校長の案内です。子供たちのことを本当に考えて、良く調べた対応になっています。
by グランブラー
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