コラム

COLUMN

強い骨のために?

 カルシウムと言うと何が頭に浮かびますか?私は小さい頃に「牛乳を沢山飲む」と身長が大きくなる、骨が強くなると言われたのを覚えています。なぜ「牛乳」=そういう考えにいたるのでしょう?それは、牛乳には骨の成分であるカルシウムが含まれているからだと思います。また、カルシウムが骨そのもので、カルシウムを摂ることが骨を強くするイメージが強くなったのだと思います。
 日本人は昔から「骨太」・「身体が頑丈」などの印象があるそうですが、カルシウムが多く含まれる乳製品の消費量が多い国は米国で、世界4第酪農国の一つです。そして、カルシウム摂取量は日本人の約2倍以上ですが、大腿骨頸部の骨折の年間発生率は人口比率で見ると日本の約2倍近くになり、骨粗鬆症率も2倍以上と報告されています。この結果から乳製品を多く摂る(カルシウムを沢山摂る)=骨を強くするのは異なるのかもしれません。
 骨は、リン酸カルシウムがメインとなり構成され、体内のカルシウムの99%が貯蔵されています。骨の強度は、骨密度と骨質が重要なので、貯蔵されているカルシウムの量だけでなく、骨の質にも焦点を当てたいです。日本人は昔から豆類、特に大豆を料理に使ってきました。例)豆腐・味噌・納豆etc.大豆の代表的な成分にイソフラボンがありますが、イソフラボンには女性ホルモンの「エストロゲン」と類似の作用で、骨からカルシウムが溶け出すのを抑制する作用があります。
 また、骨を強くするためには、運動は外せません。しかし、運動と言っても緩く長く動かすような運動でなく、筋肉が強く働くような運動が骨の強度を上げてくれます。だから、骨の強さは、筋肉の強度に準じることになりますので、筋トレがお勧めです。そして、昔からの日本人が食べている食材には、足りないモノを補ったり、身体に有効に作用する成分が多く含まれているので、流行りの食べ物やサプリメントより重要です。合わせて運動も取り組んでいただくと骨粗鬆症を心配する必要はないですよ。
by COMO
にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへ
クリックしていただくと順位が確認できます。</a

コラム一覧へ

人気の投稿

最近の投稿

アーカイブ

CONTACT

お問い合わせ・ご予約はお気軽にどうぞ

お問い合わせフォーム

06-6645-5885

上部へスクロール