「食事量を減らして、運動もしているのに痩せない」、「筋トレをしているのになかなか痩せない」……。それは、カタボ(カタボリック)が原因かも知れません。
筋肉や脂肪など体内の組織を小さな構成部分に分解してエネルギーを取り出す事を「カタボリック(異化作用)」と言います。反対に体内の組織が新しく合成される事を「アナボリック(同化作用)」と言います。人間は主に糖質、脂質をエネルギー源にしています。しかし、それらが足りなくなるとたんぱく質(アミノ酸)を消費するのですが、自身の体のたんぱく質である筋肉を分解し、エネルギー源にします。
筋肉において「異化>同化」となれば、筋肉量は落ち、反対に「同化>異化」となると筋肉が増えることになります。たんぱく質の異化作用が起こり筋肉量が減ってしまうと、基礎代謝量も低下してしまいます。基礎代謝とは人間が生命を維持するために何もしなくても勝手に消費されるカロリーのことです。1日の消費カロリーの約6割がこの基礎代謝であると言われています。つまり基礎代謝が下がってしまうと消費カロリー全体も減ってしまいます。
ダイエットのためにと摂取カロリーや糖質や脂質を極端に減らしてしまうと、今度は筋肉のカタボリックが発生し、結果としてさらに筋肉量・基礎代謝が落ち、痩せにくい身体になっていく……という負のループに陥ってしまうこともあります。まずは、極端な食事コントロールをしないで、筋肉の働きを良くしたり、筋肉量を増やすようにして、基礎代謝量を上げ、それから摂取カロリー等を下げるほうが痩せやすくなるのです。
カタボリックを防ぐためには
① 長時間の空腹、長時間のトレーニングを避ける
② できるだけタンパク質の多い食事を取る
③ トレーニング前は消化の良い糖質を摂取する(軽めに)
④ トレーニング後は、吸収の良いたんぱく質(アミノ酸等)を摂取する
筋肉をつけたい、痩せやすい身体づくりのためにも正しい情報、ノウハウで、効率よく楽しみながら行なっていきたいですね。
by コオロギ
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