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神経系トレーニングとは?

 神経系トレーニングは、スポーツ時のスピードやパワーを向上させるためのトレーニングと言われています。よく運動ができる人を指して、「運動神経/反射神経が良い」と言われます。スポーツにおいて、運動神経や反射神経とは一体なんなのでしょうか?
 結論から言ってしまえば、巷で言われている「反射神経や運動神経」という特定された神経は、体には存在していません。脳から筋肉に動きを伝達する神経として、運動神経は存在し、その働きが密な状態で、自身の思い通り、或いは瞬時に動かすことができることを「運動神経/反射神経が良い」というような表現をしています。
 神経系トレーニングと呼ばれているモノは、筋肉が伸張する速度(筋収縮速度)の向上を目的としたトレーニングを指すことが多いですが、骨格筋は脳からの指示を筋肉に伝達して、動いているのですから、どの運動も神経系トレーニングと言えます。しかし、敢えて“神経系トレーニング”と呼んでいるのは、より強く脳から筋肉への伝達スピードを高めることを目的として、瞬発力を向上させることを中心にプログラムされたトレーニングのことを指します。
 スポーツで体を動かす際に、私たちは無意識に複雑な動作を素早くこなしています。「飛んできたボールを蹴り返す」、「相手の動きに合わせてパンチを繰り出す」、「ボールをキャッチして投げ返す」等の動きは、感覚神経や運動神経に刺激が伝わり、それを脳が受信し、それに準じて体を動かす指示を出し、その指示が神経を通じて筋肉に伝わることで生じています。体は、受信された情報を脳がコントロールして、的確な情報を神経を介して、筋肉に正確な信号を与えることで、より早く、的確に体を動かせるようになるのです。筋肉と脳への伝達を繰り返すことで、次第に脳から筋肉の伝達もスムーズになっていきます。
 「運動神経/反射神経が良い」と言われる動作を行うことができるのは、脳と筋肉との通信がすごくスムーズにできることなのです。自分を「運動神経が良くない」と思っている方は、筋肉と脳の情報交換の繰り返しが、少ないことが原因になっていることが多いですよ。
by みちる
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