急に起き上がったり、立ち上がった時の「立ちくらみ」は、誰にでも起こりうるものですが、一時的に気分が悪くなったり、バランスを崩して転倒などの事故につながることもあるので注意が必要です。
「立ちくらみ」とは、一般的に急に立ち上がった時に起こる軽いめまい、ふらつきを指します。 起立性低血圧(きりつせいていけつあつ)の症状の一つで、脳の血流や血液量が減り、酸素不足になった状態(脳貧血)において起こることが多いです。 地球には、重力があるために、血液は下半身のほうに溜まり易いのですが、体を動かさない状態を長く続けることで、筋肉のポンプ作用が働き難くなり、余計に脳貧血の状態を作り出しやすくなります。 立ちくらみは、椅子から立ち上がる時のほか、横になった姿勢から起き上がる際にもよく起こります。
立ちくらみを防ぐためには?
1.朝は急に起きない。
朝ベッドから起き上がる時は、横になった体勢からいきなり頭を起こさず、ゆっくりと体を動かしながら起きましょう。ゴロゴロと寝返りを打ったり簡単なストレッチをするなど、体に血を巡らせてから起きて、朝の行動を始めましょう。
2.貧血の改善に役立つ栄養を補給する。
貧血は、血中のヘモグロビンという酸素を運ぶ物質が少なくなっているので、レバー、ほうれん草、大豆や赤身魚など、鉄分やタンパク質を多く含む食材を摂取してヘモグロビンをたくさん作り、貧血の改善に努めましょう。
3.身体の血行を促す。
運動したり体を冷やさないことで、体の血行を良くしましょう。あまり乗り物を使わずに歩く、冷たいものを食べ過ぎない・飲み過ぎないなど、普段の生活で心掛けることが大切です。
4.自律神経を整える。
不規則な生活習慣や暴飲暴食は自律神経系のバランスを乱し、体の不調を引き起こすものです。疲労やストレスは適度に解消し、体に無理をさせないようにしましょう。
日頃の些細な心がけで立ちくらみは防げるかもしれませんね!
by みちる
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