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耳と眩暈(めまい)

耳の構造 画像1 10月19日のブログでは、眩暈(めまい)は、耳や脳血管に異常がなくても、自律神経失調症や疲労、ストレス、ホルモンバランスなど、さまざまな要因より引き起こされる可能性があることをご紹介させていただきました。今回は、眩暈を伴う耳の疾病について、紹介させていただきたいと思います。
・メニエール病 : 耳の奥の内耳は、リンパ液という液体で満たされています。そのリンパ液が、増えすぎて内耳が浮腫んだような状態になり、ぐるぐると回転するような激しいめまいや吐き気、難聴などが起こります。
・前庭神経炎 : 身体のバランスを保つことに関係する三半規管や耳石器でキャッチされた情報は、前庭神経を通じて脳に伝えられますが、何らかの原因で前庭神経に炎症が起こり、情報がうまく伝わらないとめまいが起こると言われています。
・突発性難聴 : 突発性難聴は、前触れなく急に片耳の聴力の低下が起こり、めまいや耳鳴りが併発することの多い疾患です。
・聴神経腫瘍 : 聴神経に腫瘍ができる疾患が、聴神経腫瘍です。難聴の他、耳鳴りやめまいなどが症状として現れます。
・外リンパ瘻 : 外リンパ瘻は、何らかの原因で、中耳と内耳を繋いでいる部分に穴が開いてしまう疾患です。強く鼻をかんだり、くしゃみ、飛行機やダイビングなどでの高圧力がかかることなど、日常の中のちょっとしたことが原因になり得ると言われています。
・中耳炎 : 急性中耳炎は、ウイルスや細菌感染などによって中耳に炎症が起こることで起こります。中耳から更に奥の内耳にまで炎症が広がると、めまいや難聴などの症状が起こり得ます。
・良性発作性頭位めまい症 :良性頭い眩暈症 画像1起き上がったり、急に上や下を向いたりと頭の位置を変えたときに起こるめまいです。内耳の三半規管や、前庭でトラブルが起きることが原因です。前庭には、耳石と呼ばれる小さな結晶があり、身体の動きを伝える役割をしていますが、何かのきっかけで三半規管という別の場所に入り込んで起こるのが、良性発作性頭位めまい症です。
次回はめまいを引き起こす、脳の疾患やその他の疾患について取り上げたいと思います。

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