新型コロナウイルスの感染が拡大し、何かと健康に目を向けることが多くなり、食に対して気を使う人も増えたと思います。メディアなどで専門家と言われる人が「長寿の人は肉を食べる」と言って、肉食を勧めています。しかし、それは肉食に含まれる脂肪やたんぱく質を分解できる消化酵素の分泌量が充分な人の話です。牛肉を食べたから元気になっているのではなく、元気だから牛肉も食べれるだけで、アルコールが強い、弱いと同じレベルの話です。そして、世界的に長寿の方は、肉食を控えている方の方が多いと報告されています。
特に、日本人は歴史的にも肉を食べてこなかったので消化酵素の量が少なく、基本的には体質に合いません。無理に肉を食べると腸内環境が悪化する恐れもあります。しかし、肉の含有する三大栄養素の1つであるたんぱく質は、豊富で良質なので、体に負担をかけないように摂ることは悪いことではありません。消化酵素と食物繊維が豊富な大根などと一緒に食べることで、日本人に足りない消化酵素を補って消化しやすくなり、悪玉の飽和脂肪酸を排泄してくれます。だからステーキやしゃぶしゃぶに大根おろしを添えるとおいしいと感じるのかもしれません。
そして、日本人の体質には「コエンザイムQ10」「R-αリポ酸」「L-カルニチン」といった「ヒトケミカル」を多く含む馬肉や羊肉の方が、適しているようです。これらの肉は脂肪が少なく筋肉が豊富で、エネルギーを作るために働く栄養素が豊富なので、筋肉が少なく基礎代謝量が少ない日本人の体質を改善できる可能性は高いようです。
しかし、日本人の身体には、野菜、魚、米などの和食中心の食事の方が合っており、病知らずに過ごせるように思います。洋食中心になっている方は、週に何度かは和食に変更する方が体調が整うかもしれませんよ。
by スカラー
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