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舌は、内臓の鏡!?

 ニュース等のメディアで頻繁に取り上げられているタレントのHさんが患っている「がん」の正式な病名は、「左舌扁平上皮がん」と言い、舌の粘膜の上皮から発生するがんです。
 報道によれば、昨年の夏頃に口内炎ができて病院を受診し、薬を処方されるも回復が見られず、歯科医院でレーザー治療を受けても治らなかったので、定期健診で主治医に相談した際には、「服用している薬の副作用で口内炎の症状が出ることもよくある」と説明されたとのことでした。それから、大学病院で検査。舌がんと診断されたようです。舌に現われる重大疾病のサインは、「舌がん」だけではありません。東洋医学で“舌は内臓を映す鏡”と言われるほどに、舌は情報の宝庫と考えられています。それは、毛細血管が多く集まっている舌は、身体の変調が真っ先に現われる易く、確認し易いからです。その為、少し前までは、内科では、必ず舌の状態を確認していました。
舌の表面にある白い舌苔(ぜったい)は、細菌や食べカス、粘膜のカスが付着したものですが、この変化が胃腸の状態の目安になるようです。胃腸が弱っていると、舌苔が厚ぼったくなっていきます。舌は、胃腸と粘膜でつながっており、胃や腸が不調だと治癒機能が働かず、新しい細胞がつくられないから舌苔が蓄積していくようです。
 悪化すると舌苔の色が濃くなって黄色くなり、水分が奪われて唾液が粘っこくなり、さらに悪化すると、黒ずみのような薄い黒色になることがあるので、胃や腸の潰瘍を疑った方が良いようです。
 胃がんや食道がんといった消化器系のがんは潰瘍を併発することが多いため、舌苔の色に変化が起きやすくなるようなので、早期の発見に繋がり、早い段階で適切な対応も可能になるので、できれば病院や診療所での舌の確認は、復活させて欲しいと思います。
by グランブラー
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