「ストレス」は、良くないモノと思う方が、ほとんどだと思います。身体や精神にマイナスな作用を及ぼすので無い方が良いと思っている方も多いと思います。しかし、このストレスが、適度に作用すると身体や精神を素晴らしく高める効果があるのです。
　生体には、極めて精巧な防御システムが構築されております。色々なストレス等の外からの刺激を受けて、生体は巧みに応答し、うまく利用して生体を常に良い状態に保つようにしています。
　ストレス（外的刺激）を受けることで、初めは機能低下をもたらします(ショック相)が、その後その刺激に対して機能を増大させることによって対処しようとします (反ショック相)。この防御反応は、生体を活性化し、結果的にストレスがプラスの効果をもたらすことにもなります。このように、ストレスは、常に悪いものとは限らず、場合によっては良い刺激にもなり得るのです。例えば、たいへんな仕事で、心身ともに大きな負担になっていても、それを達成した時の達成感や充実感が、人を成長させて、大いなるレベルアップにつながります。また、達成しなくても、その仕事に真摯に取り組む経験が、大いなる成長につながり、次の機会での成功に繋がると思います。
　そして、肉体においても、適度なストレス（筋肉に負荷をかける、低酸素の状態で過ごす等）は、身体の機能がアップすることは、ご存知だと思います。人の身体は、外部からのストレス（刺激）に対して、適応しようと作用するので、このような身体向上が起こります。
　常に何らかのストレスにさらされていて、予期しないストレスに晒されることもあります。そのストレスを良い刺激として受け止め、レベルアップする材料にしてください。人の身体には、対処する力を持たせてもらっているので、思いがけないレベルアップに驚かされると思います。
by　頃僕来

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