コラム

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言霊(ことだま)

 「神代より 言ひ伝て来らく そらみつ大和の国は 皇神の厳しき国 言霊幸わう国と語り継ぎ言ひ継がひけり」(万葉集、山上 憶良より)古くから日本には「言霊(ことだま)」と言って「言葉には神が宿る」と考えられ、言葉を大切にしてきました。
 それは日本だけではありません。キリスト教の聖書の中にも同じように「言葉の力」についての記述があります。それは、聖書(ヨハネによる福音書)の1章1節です。つまり一番はじめに次のような文章が書かれています。「はじめに言葉ありき。言葉は神とともにあり、言葉は神であった」とても有名な言葉ですよね。さらに、「言葉」を神とまで言い切ったように、言葉はとても大きな力を秘めた存在だったようです。これは、大昔から「言葉」には何かしらの不思議な力が働くと知っていたのでしょうね。おまじないとか呪文なども言葉の力ですし、お寺のお坊さんの唱える念仏だって言葉で始まり言葉で終わります。そんな力が宿るとされる言葉。普段、どんな言葉を多く使っているでしょうか?
愚痴、不平、不満、悪口、・・・。それとも、感謝の言葉、嬉しいなぁ、楽しいなぁ、幸せだなぁ。意外と自分の発している言葉、気づいていない事があります。言葉を変える事によって、考え方、ものの見方が変わります。ものの見方が変わると、思考が変わります。思考が変わると行動が変わる。行動が変わると結果が変わる。
 自分の言葉、自分の声を一番聞いているのは自分自身です。出来るだけ自分の発している言葉を意識していきたいですね。最後に、お寺で見かけて素敵だなと思った言葉をシェアしたいと思います。
by SAKI
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