足の指は、手の指と同じく10本ありますが、手の指と同様に自在に動かす事が出来ますか?手足の指の骨は、基節骨と中節骨、末節骨で、手足両方とも親指には中節骨はありません。そして、それぞれの関節は関節包と靭帯で包まれています。足指が開き、伸びることができる、足指の全ての関節を曲げることができる等の足指に力を入れることができることが足指の大切な動きです。こういった事ができなくなってしまうと、足で踏ん張ることができず、体を支える土台としての役割を発揮できないため重心がずれ、姿勢を崩してしまう原因になります。また、指先の血行不良、外反母趾、内反小趾、浮き指、ハンマートゥ等の足指の変形や土踏まずのアーチがなくなってしまって、足指に力が入らなくなって転倒し易くなります。
足指の働きが低下すると上体が安定しなくなり、バランスをとろうとして、本来そこまで使われなくてもよい筋肉や関節に負荷がかかって痛みや不調が生じることに繋がります。また、姿勢にも影響し、背や腰が丸まってしまって見た目にも崩れる可能性もあります。だから、膝や股関節の痛みや腰痛や肩こりなどにも影響が出てくると考えられます。
ご自身の足の指の状態がどうなっているかチェックしてみてください。足指は自在に動かせますか?強く関節を曲げたり、足の指全てを開くことは可能ですか?しっかりと足指を使える人は、親指から小指までを一本づつ動かす事ができます。足指に力が入らないと、自分の体重を支えて地面を蹴って歩くことが難しく、ペタペタと歩いてしまいます。身体のどの部分の筋肉にも共通しますが、使ってあげないと使えなくなってしまいます。足にも筋肉がありますので同じことが言えます。
足指を使えるようにするために、タオルを敷いた上に足を乗せタオルを掴むように足の指を使う、また、足の指の間に手の指を差し込み、ゆっくり回してください。しっかりと歩くために足指にも目を向けてトレーニングやケアを取り入れてみてください。
by トッポギ
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