どんなことも継続することが何より大変な事だと皆さん感じると思います。トレーニングもその一つだと思います。「痩せたいから、格好良い身体になりたいからジムに入会したものの、お金を払っているだけで全然行っていない。」こんな経験をした人も多いと思います。2016年の統計ですが、フィットネスクラブに新規で通い始めた5,240名の継続率を調べた結果、開始から3ヶ月で37%、半年後には14%にまで減少しました。12ヶ月後まで継続できたのはわずか4%未満だったのです。1年間継続できた方は、5240名のうち、200名足らずだったようです。もし、1年以上継続できている方は、十分に誇っていただいて良いということです。
人間はそもそも運動なんてしたくないんです。人間の歴史のほとんどは飢えとの戦いで、それに適応した身体の構造を獲得しているのに、現在は「動かなくて良い」、「いつでもたくさん食べられる」状況です。身体のの仕組みは200万年前から変わっていないので、常に飢えに備えてエネルギーの消費を抑えよう、エネルギーを蓄えようとしています。
過去の人類は、食べ物を得るため、相当な距離を移動したり、獲物を追いかけ回していたとも言われています。そうやって、生きるため、食べるためにからだを動かす必要があった訳です。そのために食べ物を得る以外の時間は余計な活動を抑え、体力を温存しました。そんな生活が200万年続いて、つい最近の1万年で、農耕や牧畜などが行われ、生活が大きく変わりました。しかし、長期間で獲得した遺伝子の書き込みは、1万年程度では大して変化していなくて、食料不足のままです。だから、何もない時には、エネルギー消費を抑えるように選択してしまうのです。
しかし、遺伝子レベルで身体を考えると今の生活スタイルは、身体の仕組みにあまりにもフィットしていないと改めて思います。だから、強制的にでも運動して消費エネルギーを高めないと身体に異常が起こることは間違いありません。健康で、美味しいご飯を食べるためにも、少なくなった運動量を増やす事は必須だと思います。
by コオロギ
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