勉強や仕事の前に少し身体を動かすと脳の働きが高まり、成果がグンと上がるようです。デンマークのコペンハーゲン大学とオーフス大学の合同研究チームは、子どもたちが徒歩や自転車で通学すると授業での集中力が高まることを示した論文を発表しました。研究チームは、5~19歳の児童・生徒1万9527人を対象に運動の習慣を尋ねた後、集中力を測る基礎テストを行いました。その結果、学校まで車で送ってもらったり公共交通機関で通学していた生徒たちよりも、徒歩や自転車で通学していた生徒たちのほうが、テストの結果が良かったということです。
研究は元々、生徒たちの朝食や昼食の有無が集中力に影響するという仮説を証明するために行ったものだったのですが、この結果に研究チームはたいへん驚いたと報告しています。朝食や昼食の有無も集中力に影響を与えていましたが、通学時の運動の有無による影響のほうが大きかったようです。そして、「小学3年生の場合、徒歩や自転車で通学すると、教育を受けた期間が6か月長い児童に相当する程度にまで集中力が増す」ということも付け加えています。
最近の子どもの集中力の無さが、授業破壊や学校崩壊などと社会問題になっています。また、コロナ禍での外出制限や休校などで身体を動かすことがますます減っています。学校に通うようになっても、授業に集中できない子供も増えているようです。しかし、この研究報告から簡単に改善できる対策が可能と思われます。身体を動かす機会を多くすることが、対策に繋がります。北京オリンピックに出場している若年者が、実に素晴らしい集中力とインタビュー時の理論的なコメントで脳の働きの良いことが分かります。だから、塾に通わすことより身体を動かすことのほうが、脳の活性化に繋がり、将来優秀な人間になるように思います。
by 筋治狼
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