・口を動かすと顎関節に痛みがある
・噛みしめると顎関節が痛い、
・口の開閉時に顎関節から異音がする。
・口の開閉をスムーズに行うことができない。
・あごが外れることがある。
などを症状とする顎関節症ですが、日本顎関節学会の指導医はコロナ禍前に比べて、近年患者が急増していると報告しています。急増した大きな要因の1つは、「スマホの長時間利用」。さらにスマホだけではなく、2年半以上続くマスク生活も増加に拍車をかけているといっています。
スマホからくる顎関節症の原因として「スマホ猫背」が挙げられます。正常な位置では、顎は後ろに引いていますが、スマホを操作しているうちに、自然と“猫背”になり、猫背になると顎が前に出てきてしまい、このずれた状態が長く続き負担になっていくと考えられます。
もうひとつの原因として「無意識のかみしめ癖」もあるようです。正常な状態の人間は、上の歯と下の歯が大体2mm程度の隙間があります。口は閉じているのだけれど、歯は接触していないのが正常で、上下の歯が接触している時間は、1日20分程度が正常だといいます。しかし、スマホ操作時は長時間下を向いていることが多いため、上下の歯が接触し、口周辺の筋肉が緊張した状態が続き、歯や顎に負担がかかります。
また、顎関節症急増のもうひとつの原因と言われている「長期間のマスク生活」も、マスクによる口周りの関節・筋肉への圧迫により無意識的なかみしめ癖がついてしまっていると考えられているようです。
顎関節は短時間で強い負担より、弱い負担でも長時間の方が実はダメージが大きく、軽いかみしめ状態が続くことは、総合的に顎への負担が20倍以上にもなると報告しています。
マスクは、自身を守ってくれる作用はなく、顎関節症や口呼吸を促進するなど、自身の身体にとっては弊害となる方が大きいと思われます。そろそろマスク生活は、辞めにしたいですね。
by コオロギ
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